株式会社Cynthiaで、原和真と一緒に事業をやっている福田と申します。
こういう文章は、本当なら代表本人が書くものなのかもしれません。でも……正直に言うと、原は万人受けするタイプではありません。(笑)
初めて会う人の目には、たぶん「賢いけれど、少し頭の固い人」に映ると思います。考えも理念も人一倍強いので、そう見えるんだと思います。
でも、3年そばにいた私は知っています。彼は、攻撃的でも否定的でもありません。むしろ、誰より寛容な人です。ただ、それがうまく伝わらない。もったいないな、といつも思います。
だから、彼の代わりに私が書きます。悩んでいたときも、どん底にいたときも、いちばん近くで見ていた私が、見たままに。
綺麗な話ではありません。でも、全部ほんとうの話です。私が信じた原和真という人を、あなたにも知ってほしいのです。
原は、18歳で社会に出ました。建築資材メーカーで、現場の施工管理から。やがて、営業の世界へ。
この人はとにかく、考える人でした。どうやったら相手に喜んでもらえるか。どうやったら、それが自分にもプラスになるか。相手のためになることは、めぐりめぐって自分もいい方向へ向かう。仲間が幸せになる。——そういうことを、いつも“考えて”いました。
気づけば、21歳で10人の仲間を束ねていました。若くして、人がついてくる人だったんです。
……いま思えば、それが少し眩しすぎたのかもしれませんし、若すぎたのかもしれません。
2023年3月31日、法人化しました。株式会社Cynthia。
どんな事業を、どうやって伸ばしていくか——そこまで、ちゃんと計画はできていました。
ところが、ある出来事を境に、少しずつ、みんなの気持ちが変わっていきました。
近しい人が、一人、また一人と離れていきます。気づけば、残ったのは——仲間の中でいちばん関係の浅かった私と、もう一人だけでした。
同じころ、原はどん底にいました。
それでも彼は、去っていく人にも、残る人にも、与え続けたんです。見返りを求めるでもなく、恩に着せるでもなく、ただ静かに。そこに、責任も義務もありませんでした。それでも彼は、自分の美学を守り続けたんです。
その背中を見て、私は決めました。「ああ、この人はそういう人なんだ」と。この人になら残る、と。理屈ではありませんでした。
残った3人で、何度も理念を語り合いました。初めて、まるごと同じだと思える相手に出会えた気がしました。
やがて、もう1人も自分の道へ進むことになり、私たちは笑って送り出しました。そうして、2人になりました。
人材の仕事を続けるなかで、私たちは同じ壁にぶつかります。
「良いものなのに、そもそも見てもらえない」。
原が開発へ舵を切ったのは、ここからでした。生まれたのが、Nudge HQ です。
一度断られた相手には、二度と送らない。届いた分しか、数えない。最後は、必ず人が確かめる。——彼の人柄が、そのまま仕組みになっていました。
効率のためではありません。誠実であるために、そう設計したんです。
本当のことを言うと、あの出来事を境に、原はずっと、楽しそうではありませんでした。
でも——Nudge HQ を設計して、つくっている彼は、本当に楽しそうでした。徹夜が続いても、私がこれまで見てきたなかで、いちばんワクワクしているように見えました。
綺麗な物語じゃありません。でも、全部ほんとうの話です。
私が見てきた原和真という人を、あなたにも知ってほしくて、書きました。
株式会社Cynthia / 創業メンバー福田 優生
原がつくった Nudge HQ を、見てみてください。
Nudge HQ を見る