2026年10月9日 AI活用

展示会のお礼メールは「全員に同じ」で送らない。相手の立場と温度感で書き分ける

展示会のお礼メールは「全員に同じ」で送らない。相手の立場と温度感で書き分ける

この記事の結論

  • 展示会後のお礼メールも、相手にとっては営業メールの一通 全員に同じ文面を送ると、各社から届く大量のお礼に埋もれる 「相手の立場」と「当日の温度感」の二つで、メールの重さを決める 決裁者でない方や、メール疲れしている方には、あえて軽く短く送る 書き分けの材料は、展示会当日のメモ。記録の質がお礼の質を決める

展示会後のお礼メールで大切なのは、全員に同じ文面を送るのではなく、相手の立場(決裁者かどうか)と当日の温度感(どこまで話し、何に関心を示したか)に合わせて、メールの重さを変えることです。関心の高い決裁者にはしっかり提案し、決裁者でない方には社内で共有しやすい軽いお礼を、展示会後のメールに疲れている方には返信不要の短い一通を送る。その書き分けを支えるのは、展示会当日のメモです。



展示会のあと、来場者の受信箱で起きていること

弊社は2026年9月30日・10月1日の「AI博覧会Fukuoka 2026」に、BtoB新規開拓支援AI「Nudge HQ」で出展しました。

展示会が終わると、出展企業は一斉にお礼メールを送ります。来場者の側から見ると、数日のうちに、名刺交換したブースや立ち寄ったブースから何通ものメールが届くことになります。

実際、ブースでお話しした方のなかには「来場者として登録したら、メールがたくさん来て困っている」とこぼされた方もいました。

ここで、出展側が全員に同じお礼メールを送ったらどうなるでしょうか。件名も本文も似たような「ご来場ありがとうございました」が並び、どれがどの会社だったのかも分からないまま、まとめて流されてしまいます。


お礼メールも、相手にとっては営業メール

私たちが大事にしたのは、お礼メールも相手にとっては営業メールの一通だという前提です。

同じ文面を一斉に送らない。一社ずつ相手を見て書く。これは私たちが日頃の新規開拓で大切にしている考え方ですが、展示会のお礼でも同じだと考えました。

そこで、名刺交換した方一人ひとりについて、相手の会社を調べ、当日の会話のメモを見返してから書くことにしました。


書き分けの軸は「立場」と「温度感」の二つ

書き分けるときに使った軸は、二つだけです。

一つ目は、相手の立場です。 相手がその場で導入を判断できる立場(代表や決裁者)なのか、そうでないのか。決裁者でない方に重たい提案を送っても、本人が動ける範囲を超えてしまいます。


二つ目は、当日の温度感です。 ブースでどこまで話したのか。何に関心を示したのか。具体的な悩みを話してくださったのか、通りすがりに少し聞いてくださったのか。

この二つを掛け合わせると、送るべきメールの重さが自然に決まりました。


実際に書き分けた4つのパターン

① 関心が高く、決裁できる方には「しっかり提案」 「営業の専任がおらず、ほかの業務と兼任している」「一社ずつ手作業で文面を書いていて大変」など、具体的な悩みを話してくださった方には、その言葉をそのまま受け止めて、悩みに答える形で提案を書きました。オンラインでの再説明と、トライアルのご案内までしっかり入れています。

② 決裁者ではない方には「社内で共有しやすい軽いお礼」 大きな会社の担当者の方には、提案を詰め込まず、お礼を中心にしました。そのうえで、紹介記事など第三者がまとめた資料を添えて、「よければ社内で共有してください」とだけ書きました。担当者の方が上司に回しやすい形を意識しています。

③ メールに疲れている方には「返信不要の短い一通」 展示会後のメールにうんざりしている様子だった方には、「たくさん届いていると思うので、短くお礼だけ」と最初に書き、機能やトライアルの案内は入れず、「ご返信は不要です」で締めました。今すぐではなく、いつか必要になったときに思い出していただければ十分だと考えたからです。

④ 会話の中身を覚えていない方には「無理に盛らない」 正直に書くと、当日のメモが残っていない方もいました。その場合、相手の会社を調べて書ける範囲で書き、分からないことは書きませんでした。覚えていない会話を、覚えているように装うことはしない。その代わり、お礼と最低限のご案内だけの軽い一通にとどめました。


書き分けを支えたのは、当日のメモ

ふり返ると、書き分けができたかどうかは、ほぼ当日のメモで決まっていました。

弊社は出展の二日目から、ふたりの間で「どこまで説明できた方を、どの見込み度にするか」の基準をそろえ、名刺ごとに一言メモを残すようにしていました。「何に反応したか」「どんな悩みを話してくれたか」が一行でも残っていれば、お礼メールはその一行から書き始められます。

逆に、メモがない方には、どうしても一般的な文面しか書けませんでした。展示会のお礼の質は、当日の記録の質で決まる。これが、今回いちばんの学びです。


一斉に送るより、遅くても一通ずつ

全員分を書き分けるのは、正直に言って手間がかかります。一斉送信のほうが早く終わります。

それでも、相手の受信箱で埋もれる一通を早く送るより、相手に合わせた一通を送るほうが、次につながる可能性は高いと私たちは考えています。展示会は、名刺を集めた時点ではなく、その後の一通で初めて意味を持つからです。

よくある質問

展示会のお礼メールは、いつまでに送るべきですか?
一般的には早いほど良いとされますが、全員に同じ文面を急いで送るより、相手に合わせた一通を送るほうが印象に残ると考えています。弊社は会期の数日後に、一人ずつ書き分けて送りました。
お礼メールに、提案や資料はどこまで入れるべきですか?
相手の立場と当日の温度感で決めるのがおすすめです。具体的な悩みを話してくださった決裁者にはしっかり提案し、決裁者でない方やメールに疲れている方には、お礼中心の軽い文面にとどめると負担になりません。
ブースでの会話を覚えていない相手には、どう書けばよいですか?
覚えているように装わず、相手の会社を調べて書ける範囲で書き、お礼と最低限のご案内だけの軽い一通にするのが誠実です。次回の展示会に向けては、名刺ごとに一言メモを残す仕組みを作っておくことをおすすめします。

営業の作業は、AIに任せられます。

リスト集め・メール作成・追客を自動化。最後の送信だけ、人が決める。

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