2026年7月20日 その他

「誠実」を、会社の名前にしました|Cynthiaと Nudge HQ、二つの名前の話

「誠実」を、会社の名前にしました|Cynthiaと Nudge HQ、二つの名前の話

この記事の結論

  • 社名「Cynthia」には「誠実」という意味を込めている。ロゴのモチーフは桔梗(ききょう)で、その花言葉も「誠実」
  • プロダクト名の「Nudge」は、行動経済学の「そっと後押しする(nudge)」から取っている
  • ただしこの"nudge"は、メールを受け取る側にではなく、送る側の判断に向けられている
  • 「HQ」はヘッドクォーター(指令室)を指し、作業はAIに任せ、判断は人が担うという役割分担の意味がある
  • 社名もロゴもプロダクト名も、すべて「誠実に、押し付けずに」という一つの方向を指している

今日は、名前の話をさせてください

祝日です。読む方は少ないかもしれません。だからこそ、普段はあまり書かない話を書こうと思います。

弊社の名前と、プロダクトの名前の由来です。

先に結論をお伝えします。会社の名前「Cynthia」には「誠実」という意味を込めています。プロダクトの名前「Nudge HQ」には「そっと後押しする」という意味があります。この二つは、別々に付けたものではありません。同じ方向を指しています。


なぜ、社名が「誠実」なのでしょうか

Cynthiaという言葉そのものは、月の女神を指す古い名前です。ですが弊社がこの名前に託したのは、表記こそ違いますが「誠実」という意味でした。

そのことは、ロゴにも表れています。弊社のロゴは、桔梗(ききょう)の花をモチーフにしています。桔梗の花言葉は、「誠実」です。

名前に込めた意味と、ロゴの花が持つ意味が、同じ場所を指している。これは偶然ではなく、そう設計しました。

では、なぜ営業支援をつくる会社が、数字でも成長でもなく「誠実」を掲げたのか。ここには理由があります。

※ちなみに代表の愛犬は女神のほうの「シンシア」です(笑)


数を追う営業の現場で、見てきたもの

弊社代表は、テレアポを主体とする営業会社と、人材の仕事を経てきました。人材では、5,000人以上の方とチームで面談をしてきました。

その現場で、たくさんのものを見てきました。

質より数を追う光景。相手のことを調べもせずに、同じ文面を一斉に送る光景。一度断られても、名前を変え、切り口を変え、追いかけ続ける光景。

誤解のないように言えば、これは個々の営業担当者が悪いという話ではありません。「とにかく数を」という構造が、人にそうさせているのです。矛先を向けるべきは、人ではなく仕組みのほうです。

その構造の中で、送る側も、送られる側も、少しずつ疲れていく。営業という仕事が、本来持っていたはずの価値から離れていく。

その光景を見てきたからこそ、次に自分たちがつくるものは「誠実」でありたいと思いました。名前に、その約束を込めたわけです。


"Nudge"は、行動経済学から来ています

プロダクト名の「Nudge」は、行動経済学の概念から取っています。

nudgeとは、直訳すれば「肘で軽くつつく」こと。強制するのではなく、命令するのでもなく、相手が良い選択をしやすいように、そっと後押しをする。行動経済学では、この考え方を指す言葉として使われています。

弊社がこの言葉を選んだのは、思想と直結していたからです。

Nudge HQは、一斉配信をしません。1社ごとに、AIが文面を生成します。そして、一度断られた相手には、二度と送らない設計になっています。押し付けない。追い回さない。そっと、一度だけ。まさにnudgeの発想です。


ただし、その"nudge"は「送る側」に向いています

ここが、この名前でいちばんお伝えしたいところです。

世の中の営業ツールの多くは、送り手の背中を押します。「もっと送りましょう」「もっと追いましょう」「反応がなければ、もう一通」。効率を上げるという名目で、送る量を増やす方向に、人を後押しします。

Nudge HQの"nudge"は、逆を向いています。

私たちが後押ししたいのは、「送る前に、一度立ち止まる」ことです。この相手に、この文面を、本当に送っていいのか。その一瞬の判断を、人が持てるようにする。nudgeの矛先は、メールを受け取る側ではなく、送る側の判断に向いているのです。

だから、Nudge HQは送信の最終判断を人に残しています。AIに丸投げはしません。作業は任せても、送るかどうかは、人が決める。


「HQ」は、ヘッドクォーター(指令室)という意味です

最後に「HQ」について。これはヘッドクォーター、つまり指令室を指します。

作業はAIに任せる。けれど、指揮を執るのは人である。この役割分担を、名前の中に置きました。

リストをつくり、文面を書き、送り、追いかける。この一連の作業を、これまで営業担当者が一人で抱え込んできました。その手を空けるのがAIの役目です。空いた手と頭で、人は「誰に、何を、どう届けるか」という、本当に価値のある判断に集中できる。それが、私たちの考える指令室のかたちです。


名前は、約束です

整理します。

社名のCynthiaは「誠実」。ロゴの桔梗も「誠実」。プロダクトのNudgeは「そっと後押し」。HQは「判断は人が担う」。

言葉はいくつもありますが、指している方向は一つです。誠実に、押し付けずに、判断は人の手に残す。

私たちにとって名前とは、社名でもプロダクト名でもなく、約束のことです。この名前でいる限り、私たちはその方向から外れない。今日は、その約束の話をさせていただきました。


よくある質問

「Cynthia」はどういう意味ですか?
Cynthiaという言葉自体は月の女神を指す古い名前ですが、弊社がこの社名に込めたのは「誠実」という意味です。弊社のロゴは桔梗(ききょう)の花をモチーフにしており、桔梗の花言葉も「誠実」です。社名とロゴの両方が、同じ「誠実」という価値を指すように設計しています。
「Nudge」とはどういう意味ですか?
Nudgeは行動経済学の概念で、強制や命令ではなく、相手が良い選択をしやすいように「そっと後押しする」ことを指します。弊社のプロダクトが、一斉配信をせず1社ごとに文面を生成すること、一度断られた相手には二度と送らない設計であることは、この考え方に基づいています。ただしこの後押しは、メールを受け取る側ではなく、送る側が「送る前に一度立ち止まる」ことに向けられています。
「HQ」には意味がありますか?
HQはヘッドクォーター、つまり指令室を指します。リスト作成や文面作成といった作業はAIが担い、送るかどうかの最終判断は人が担う——この役割分担を名前に込めています。作業から解放された人が、「誰に、何を、どう届けるか」という判断に集中できる状態を、私たちは目指しています。

営業の作業は、AIに任せられます。

リスト集め・メール作成・追客を自動化。最後の送信だけ、人が決める。

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